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2018.12.13 Thursday

家計における金融商品の構成比(2018年)

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    「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会)より、家計における金融商品の構成比の推移が公表されていますので、解説をします。

     

    二人以上の世帯と単身世帯に分けて調査しています。

     

    <二人以上の世帯>

    2018年は、預貯金43.9%、生命保険22.4%、損害保険3.9%、個人年金保険6.8%、有価証券19.2%でした。

    ○ 預貯金は、2008年から2016年までの間は54〜56%あったものが、今回は50%を切っています。さすがの低金利が続いている状況下で、金融資産を運用しないリスクに気づきはじめたのでしょうか?

    ○ 生命保険は、2008年から2016年までの間は、16〜18%であったモノが大きく増えています。相続対策ということでしょうか?

    ○ 同じく損害保険も、2008年から2016年までの間は2%台でったモノが、4%近くまで増えています。

    ○ 有価証券についても、2008年から2016年までの間、16%程度であったモノが20%近くまで増えています。

    * つまり、預貯金の割合が大きく減少した代わりに、生命保険・損害保険を筆頭に、有価証券、個人年金が増えてきています。これは、災害とも無関係ではなさそうです。

     

    <単身世帯>

    2018年は、預貯金41.7%、生命保険9.6%、損害保険0.9%、個人年金保険9.1%、有価証券30.9%でした。

    ○ 預貯金は二人以上の世帯と同様、減少していますが、もともと42〜50%程度と二人世帯以上に比べて高いモノではありませんでした。

    ○ 単身世帯の特徴としては、生命保険10%前後と低く、損害保険にいたっては1%に満てません。代わって、有価証券の比率が二人以上の世帯に比べて高く、個人年金保険も10%前後と比較的高い傾向にあります。

    ○ 有価証券の中でも、株式の比率が17.8%と高く、金融資産の運用に力を入れていることが伺われます。

     

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