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2018.11.26 Monday

相続の基礎知識(その14)〜相続放棄をする際の注意点

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    相続放棄に際して、父親が亡くなり、母親と子どもらが相続する場合、配偶者が2分の1で、残りの2分の1を子供らが均等に相続することになります(民法900条)。

     

    子供らが母親に父親の全ての財産を相続させるために、子供ら全員が相続放棄の手続をとった場合に、母親に100%相続させることができるでしょうか?答えはNOです。

     

    配偶者は、常に相続人となる(民法890条)のですが、子供らが全員相続放棄の手続をとって、正式に家庭裁判所で受理された場合、子どもらは、初めから相続人ではなかったという扱いを受けます(民法939条)。従って、次順位の相続人に相続権が移ります。つまり、子どもが初めからいなかったという形となり、まずは配偶者と直系尊属(祖父・祖母)が相続人となり、その直系尊属が亡くなっている場合は、配偶者と兄弟姉妹が相続人となり、その兄弟姉妹も亡くなっている場合は、甥や姪までが相続人となる場合があります。

     

    従って、このような場合は、相続放棄の手続をとるのではなく、遺産分割協議書での解決を図ることになります。つまり、母親と子どもらの間で、母親に全ての相続財産を相続させる旨の書面を作ることが必要なのです。

     

    まれに、誤解されて家庭裁判所に相続放棄の申述をされる方がいらっしゃいますいので、窓口でも注意喚起はしていますが、くれぐれもお間違いのないようご注意願います。

     

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