2020.02.15 Saturday

遺言書の保管制度が始まります!

0

    法務局で自筆の遺言書を保管する制度が、本年7月10日から始まります。全国300カ所以上で実施されるということなので、宇部支局も対象となります。この制度を利用した場合は、裁判所での検認手続きは不要となります。

     

    令和元年12月11日に法務局における遺言の保管等に関する政令が公布されています。

    ○ 遺言書の保管の申請の却下事由を8項目列挙しています。

    ○ 遺言者の住所等に変更があったときには、届出をしなければなりません。

    ・ 遺言書の保管期間は、遺言者の死亡の日から120年間です。

    ・ 相続に関する紛争を防止する必要があると認められる期間として政令で定める期間は、遺言書については50年、遺言書に関する情報については150年です。

     

    なお、令和2年7月10日(金)前は、法務局において遺言書の保管を申請することは出来ませんので、ご注意ください。

     

     

    ホームページはこちら

     

    2020.01.13 Monday

    自筆での遺言書の方式が緩和され、1年が経ちました!

    0

      昨年(2019年)1月13日に、自筆での遺言書の方式が緩和されて、1年が経過しました。

       

      具体的には、財産目録をパソコン(ワープロ)で打って、自書での遺言書の本文に添付することができるようになりました(民法968条)。つまり、現在では、自筆で書いた遺言書の本文に、パソコン(ワープロ)で打った財産目録を添付したり、不動産の登記事項証明書や、預金通帳の写しを添付したりすることで、以前のような完全な自書を要求されることは無くなりました。

       

      〜 ただし、財産目録の各ページに、遺言者の署名・押印は要求されています(民法968条◆法

       

      また、2020年7月10日以降は、法務局による自筆証書遺言の保管制度がスタートします。

       

      これまで以上に、ますます遺言書を活用して、円満な資産承継がなされることが期待されています。

       

       

      ホームページはこちら

      2019.11.29 Friday

      遺言のワンポイント・アドバイス(その10)〜自筆の遺言書を発見した場合

      0

        自筆の遺言書を発見した場合は、すぐに家庭裁判所で遺言書の検認手続きをとりましょう。

         

        最近は、自筆での遺言書も増えてきました。平成30年度の遺言書の検認申立事件は、1万7487件でした。民法上は、自筆での遺言書を発見したモノは、速やかに家庭裁判所に検認の申し出をしなければなりません(民法1004条)。この申し出を怠ったり、家庭裁判所外で封筒に入っている遺言書を開封をしたモノに対しては、5万円以下の過料の制裁がありますので、ご注意願います(民法1005条)。

         

        通常、家庭裁判所に遺言書の検認の申立があると、1か月以内に検認期日が決められ、相続人に通知があります。検認期日には、相続人の面前で、裁判官と裁判所書記官が立ち会い、封印のある遺言書を開封することになります(民法1004条)。

         

        従って、自筆証書を発見したモノは、開封をせずに家庭裁判所に遺言書の検認の手続きを請求する義務を負うことになります。これを怠ると、過料の制裁があり、遺言書に偽造や変造を加えてしまうと、相続人の欠格事由に該当し、相続人の資格を失います(民法891条ァ法

         

        なお、令和2年7月10日以降は、法務局での自筆証書遺言の保管制度が始まります。この制度を利用した場合は、遺言書の検認は不要です。ただし、この場合は、法務省令で定めた様式に従い、無封の遺言書でなければならないため、遺言の内容を完全に秘匿したい場合は、これまでと同様に封緘した遺言書を作ることとなります。

         

        ホームページはこちら

         

        2019.11.22 Friday

        遺言のワンポイント・アドバイス(その9)〜内縁の妻がいる場合

        0

          内縁の妻に財産を残したい場合は、必ず「遺言」を作りましょう!

           

          最近は、生涯結婚をしないヒトも増えてきました。高齢ということで、結婚せずに事実上の夫婦生活をしているヒトも多くなりました。「内縁の妻」には相続する権利がありませんから、夫に兄弟姉妹がいた場合には、その兄弟姉妹に相続の権利が生じてしまいます。夫の所有する家に居住している場合は、場合によっては、相続人から、立ち退きを迫られる危険があります。(内縁の妻の所有する家に内縁の夫が居住する場合も同様です。)

           

          相続人がいない場合には、特別縁故者(民法958条の3)として請求は可能ですが、そのためには相続財産管理人の申立(民法952条)を家庭裁判所にしなければならず、特別縁故者の申出をするためには、1年以上も時間を要してしまうため、相続対策として、「遺言書」の活用をお勧めします。

           

          そして、このようなケースでは、「遺言書」で「全ての財産を内縁の妻○○に遺贈する。」ということを明示しておくと良いでしょう。兄弟姉妹には遺留分がありませんから、この「遺言書」を残しておくだけで、残された内縁の妻は、安心して生活を送れます。

           

          本年1月13日から自筆での遺言も書き易くなりました。安心さを考えれば、公正証書で遺言を残しておくことが良いと思います。いずれの方法を採るにしても、「遺言」を残しておいた方が安心でしょう。

           

          ホームページはこちら

           

           

           

          2019.11.15 Friday

          遺言のワンポイント・アドバイス(その8)〜付言事項

          0

            自分の想いを「付言事項」に託そう!

             

            「付言事項」というコトバをご存じでしょうか?

             

            遺言には、法的に意味のある「遺言事項」だけではなく、法的な効力はないものの、相続人に対して、自分の想いを伝える「付言事項」というものがあります。

             

            この「付言事項」には、^筝世鮟颪い親圧 ↓∩魑靴簀執、ペットの飼育に関する希望、財産の配分の理由、ご麝進の事情、遺族等に対する感謝の気持ちなど、法的な意味合いとは別に自分の想いを伝えることで、相続人の共感を得て、相続財産の承継がスムーズに行われる場合が多々あります。

             

            また、相続財産以上に負債が多い場合には、「付言事項」を活用して、遺言書で「相続放棄を促す」こともあります。

             

            従って、相続人の間で、遺産の分配に偏りが生じた場合には、しっかりと自分の想いを全ての相続人に伝えて、納得してもらうことが必要です。自分らしい「遺言書」を残す意味においても、「付言事項」を最大限に活用してみてはいかがでしょうか。

             

            ホームページはこちら

             

            2019.11.08 Friday

            遺言のワンポイント・アドバイス(その7)〜公正証書遺言

            0

              終活の一つとして公正証書で遺言を作ろう!

               

              遺言は、主として(1)自筆証書遺言、(2)公正証書遺言の二つの方法があります。自筆証書遺言は、遺言書の検認件数から見て、おおよそ年間1万8000件、公正証書遺言は年間約11万件作られています。

               

              公正証書で遺言書を作るメリットとしては、

               ー筆証書のように遺言書の検認手続きを経ることを要しないので、相続開始後にスムーズに手続きが行えること

              ◆^筝製颪慮極椶公証人役場に保管されているため、紛失や改ざんの恐れがないこと

               「遺言検索システム」が確立されているため、どこの公証人役場においても、検索が容易であること

              ぁ仝証人が施設や病院に出向いて作ることができるため、遺言者の負担が少ないこと

              ァ仝述したものを公証人が筆記するという方法をとっているため、自書する必要がなく、遺言者の負担が少ないこと

              などが考えられます。

               

              もっとも、上記,らについては、令和2年7月10日からスタートする「法務局における自筆証書遺言の保管制度」によって、自筆証書においても同様なサービスが受けられるようになります。従って、公正証書で遺言を作成する最大のメリットは、遺言書の内容を確認して署名・押印するだけで簡単に遺言を作ることができ、施設や病院、場合によっては自宅においても、公証人が出向いてくれることで、遺言者の負担が少ないことと言えそうです。

               

              ホームページはこちら

               

               

              2019.11.01 Friday

              遺言のワンポイント・アドバイス(その6)〜自筆証書遺言

              0

                遺言書の作成が容易になりました。自筆で遺言を書いてみませんか!

                 

                本年1月13日より自筆での遺言書の作成が容易になりました。これまでは自筆で遺言を作成する場合は、財産目録を含めて全文を自書する必要があったのですが、相続法が改正されて、現在では財産目録はワープロで打って添付することができるようになりました。また、通帳のコピーや不動産の登記事項証明書を添付することで、財産目録に変えることもできるようになりました。

                 

                遺言書の記載例も法務省から出ていますので、是非チャレンジしてみてはどうかと思います。

                 

                ただし、遺言書については相続人間でのトラブルは絶えないところがあり、内容については慎重に決めた方が良いように思います。遺留分のある相続人については遺留分を考慮したり、相続人間の遺産の分配が不均衡になる場合には、付言事項を利用して、その理由を書くなどして、ケアをしておくことも必要です。事前に遺言の内容を告知して、遺言するヒトに意思を明示しておくことで、後の紛争を防止することができる場合も多々あります。

                 

                遺言があることによって、遺言者の意思を表すことができ、資産承継がスムーズにいくことも多いかと思います。専門家のアドバイスを受けながら、一度チャレンジしてみてはと思います。

                 

                * 平成30年度に裁判所に申し立てられた遺言書の検認件数は、1万7487件でした。毎年増加の傾向にありますが、今回の改正によって、さらに多くの遺言書が作成されることが期待されています。

                 

                ホームページはこちら

                 

                 

                2019.10.25 Friday

                遺言のワンポイント・アドバイス(その5)〜内縁の妻と先妻の実子がいる場合

                0

                  内縁の妻と実子がいる場合には、遺言を作りましょう!

                   

                  高齢社会となり、離婚や再婚は珍しくなくなってきました。そのため、高齢者同士の再婚も珍しいものではなくなりつつあります。それでも、さまざまな理由で、事実婚を選択する方も多いのではないでしょうか?

                   

                  先妻の子と、内縁の妻がいる場合に、相続問題が生じることがあります。法定相続分は、実子との間に生じることになるため、子どもらの間で遺産分割協議が必要になります。つまり、内縁の妻になにがしかの財産を残す場合には、必ず遺言が必要になります。

                   

                  特別の寄与分(民法1050条)というのも、相続人以外の親族が請求できるため、民法上の親族にも該当しない場合には、請求の根拠がなくなります。従って、内縁の妻に生前の労に報いるために何らかの財産を相続(遺贈)させるためには、必ず遺言の存在が必要になります。

                   

                  また、先祖代々の土地の上に居住する建物が有り、これを内縁の妻が生きている間は使わせて、その後は実子に承継させる場合は、家督承継型の「家族信託」のご利用をお勧めします。

                   

                  ホームページはこちら

                   

                  2019.10.18 Friday

                  遺言のワンポイント・アドバイス(その4)〜先妻の子がいる場合

                  0

                    現在の配偶者の間に子どもがいて、他にも先妻の子どもがいる場合には、遺言は必要です!

                     

                    相続人間で、相続問題で一番揉める典型例は、現在の夫婦間にできた子と、前妻の間にできた子がいるケースです。

                     

                    別居親が再婚した場合は、先妻の子との間で往き来しないケースも多く、相続の問題が生じたために、急に連絡をとらなくてはならなくなった場合です。最近は、「おひとりさま」で生涯結婚をしないヒトも増えていますが、2度、3度と離婚と再婚を繰り返し、その都度子どもが増えているといったケースもよく目にします。

                     

                    先妻の子と生前から連絡が取れるような関係であれば、うまく行くケースもあるのですが、離婚の際に揉めていたために、相続問題が生じた後に元妻や先妻の子に接触した場合は、連絡すら拒むケースもまれではありません。(子どもが未成者の場合は、元妻も子の法定代理人として関与してきます。)

                     

                    従って、相続開始後に揉めることが予想されるケースにおいては、遺言を残しておかないと大変なコトになります。それなりに財産がある場合には、遺留分も計算に入れた、円満な相続を考慮した遺言を検討した方がよいように思います。先妻の子に相続分を考慮しない場合は、付言事項で理由を書いておくといった方法もあります。

                     

                    ホームページはこちら

                     

                     

                    2019.10.11 Friday

                    遺言のワンポイント・アドバイス(その3)〜相続人に行方不明の人がいる場合

                    0

                      相続人のうち、1人でも行方が分からない人がいる場合には、遺言を作っておきましょう!

                       

                      人が亡くなり、相続が開始すると、遺言が無い場合には、遺産分割の協議が必要になります。そのためには、相続人全員が話し合って、遺産(相続財産)の分配の仕方を決めなければなりません。この時、相続人のうち一人でも行方が分からず、話し合いに参加できない人がいる場合には、当然のことですが、遺産分割協議書が作成できません。

                       

                      それでも相続の手続きを進めようとすると、利害関係人である相続人が、家庭裁判所に不在者財産管理人の選任手続き(民法25条)をすることになります。その後、財産管理人が遺産分割の協議に参加するためには、裁判所に財産管理人の権限外行為の許可を得る必要があります(民法28条)。また、不在者財産管理人は、あくまでも不在の人の財産を管理するのが職務であるため、原則として不在者の相続分(持分)を不在者が見つかるまで管理していかなければなりません。

                       

                      つまり、相続開始後に相続人の中に行方不明のヒトがいると、相続手続きがそうとうに厄介になることを覚悟しておかなければなりません。

                       

                      そうならないためにも、相続が開始する前に、遺言するヒトが心も身体も健全なうちに、自分の意思を明確にした遺言を作成しておくことをお勧めします。

                       

                      ホームページはこちら

                       

                      Calendar
                            1
                      2345678
                      9101112131415
                      16171819202122
                      23242526272829
                      << February 2020 >>
                      Selected Entries
                      Categories
                      Archives
                      Links
                      Profile
                      Search this site.
                      Others
                      Mobile
                      qrcode
                      Powered by
                      30days Album
                      無料ブログ作成サービス JUGEM